いよいよ本番ひと月前です。
このブロクって一体何人くらいの人が見てくれているんでしょうか?
ひとりでも楽しみにしてくれている人がいれば嬉しいです。
えー、たった一回の公演ですが、一回分に見合った内容でやるなんてことは
当然できないわけで、まったくもって全力で取り組んでおります「ボイジャー先生」
例によって、設定だけ決めて役者の皆さんに即興で演じてもらったものをもとに
台本を作ったわけですが、何度かやっているうちにポニーズの役者の皆さんは
即興がとても下手っぴだということに今さら気が付きました。
即興に上手も下手もあるのかと言われると、まぁ上手下手というより、
即興用の演じ方、作り方は確実にあるような気がしていまして、
それは経験もそうなんですけど、頭の使い方を変えないと難しい。
僕もライブペイントなど即興で絵を描くことがあるから言えることですけど、
即興ってその役者を中心にして、その人が立っている世界の輪郭、色、匂い、
手触りをあらわにしていくってことだと思うんです。
台本はそれを書いた人の世界を自分を通して表に出す行為だと思うので、
まったく使う脳が違うんですね。
そんで、そのポニーズの面々が色や匂いや手触りに全く到達することなく演じた
即興をもとに台本を書きましたら漫画みたいになって、
僕がやりたいこととそれが一致してるもんですから、うまくいっているわけです。
まったく奇跡です。
これとても複雑で、皆そのままでいてくださいという気持ちと、
もう少し自分の世界が外に広がるような即興脳を手に入れてもらいたいってのと半々です。
大らかさはそのままに伝え方の種類をもっと広げていこう、って難儀な注文ですね。
しかし、ポニーズは即興の下手っぴを補ってあまりある大らかさと良い舞台にしたいという
、演劇を始めた頃の気持ちを未だにバッチリ持っているので、
今回も愛すべき人たちが皆さんを楽しい気持ちにさせてくれると請け合いであります。
これからひと月、台本に色をつけ、匂わせ、手触りを感じさせることができるように
稽古しまくりです。やりまくりです。
楽しみにしていてください。
ご予約はお早めに。
青山。
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