2014年12月10日水曜日

下北沢演劇祭結団式

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは。
今日は下北沢演劇祭の結団式というものがあったので、
ポニーズとして参加してきました。

今年で25回目だそうです、下北沢演劇祭。
由緒ある演劇祭に参加させていただき、ありがとうございます。
一昨年にボイジャー先生でこの結団式に参加した時には
みぞぐちと佳世ちゃんと哲さんがいて
各劇団一言ずつ挨拶をお願いしますということで
こりゃあ僕が挨拶しなきゃと思いましたが
僕、普段町工場で働いてる職人で
一日のうち誰とも喋らないこともあるような現場の者が
30劇団くらいの団体の前でとても急に話せないと思い
結団式には寿司とビールが振る舞われるのですが
普段全く飲めないビールをスピーチの前に3.4杯飲んで
自分でも何を言ってるかわからないスピーチを温かく
見守っていただいたものでした。

今日の結団式にはメンバーが外部公演の稽古で
ことごとく参加できない中、林さんと二人で参加予定でした。
林さんは8割くらい今日の結団式のことを忘れているだろうなと
昼にメールをしたら、案の定忘れて予定を入れていて
不参加を快く了承しましたが、内心ゾッとしていました。

これはまずいことになったゾと
仕事中にあわててスピーチの文章を書き
仕事が終わるやいなや下北沢目指し、開場時間に間に合わないと
高速に乗ってバイクをぶっとばして下北沢に着きました。
会場であるタウンホールの12階に行きますと広大な空間がありました。
中に入ると誰もいなかったのですが、
僕は開場時間を間違えて1時間半も早く着いてしまったようです。

エレベーターで階下に降り、タウンホールのそばの暗い駐輪場でひとり
スピーチの練習をしていましたら
自転車を取りに来た人に「ワッ」と驚かれ、
すみませんと謝り、いざ会場へ向かいました。

会場ではほとんどの劇団が数人で参加しておりまして
僕はひとり武者震いのような貧乏ゆすりを刻み
柱の横の椅子に隠れるように座りました。
偉い人達の挨拶が始まり、僕は誰一人名前を覚えられませんでしたが
朗らかな式が始まりました。

乾杯の挨拶があり、今年も寿司とビールがあったので
迷わずビールを注ぎ、一息に飲み干しました。
そして各劇団の挨拶が始まりました。
フラフラと立ちながら挨拶を聞いてましたが
劇団風の子のあとに、ポニーズのスピーチがやってきました。
僕は演劇祭25周年おめでとうございますということと
参加させていただいてありがとうございますと言って
次のようなカンペを読みました。

 
奇しくも劇団風の子の後に、児童劇団を題材にした茶番劇団の紹介を
することになり、会場は温かく笑ってくれましたが
劇団風の子の方々がどう思われたかを考えて
なんだか目を合わせられませんでした。
会が終わって声をかけてくれた人が見に来てくれると言ってくれて
嬉しかったです。


2014年10月30日木曜日

メンバー活動状況

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは
メンバーの活動には無関心で
純粋にこのブログだけを楽しんでる方にはご無沙汰しております。

自慢のトモダチが終わってからすぐに
林さんの母体でもある風煉ダンスにメンバー総出演しました。
もう次の舞台に移っているメンバーもいまして
結成3年、まだまだフレッシュな劇団です。

風煉ダンス「まつろわぬ民」は噂が噂を呼び
せんがわ劇場の動員記録を塗り替えるほど
大きな素晴らしいものになりました。
僕が初参加した頃もせんがわ劇場が狭いと思ってしまうほど
舞台をパンパンに埋め尽くした風煉ダンスしたが
今回も記録を塗り替えたんじゃないかってくらい
舞台をパンパンにしてバンバン散らかして
モニターで観てても震える舞台のエナジーに
僕は何度おしっこちびりそうになった事か。
きっとおしっこちびりそうになったお客さんもいたことでしょう。
後に残されたゴミと大豆とジャンプの恨めしさ!
残された劇場もぶっ壊す勢いで世の関心を集めながら
これからも多くの人を巻き込んでいくでしょう。
くれぐれも巻き込まれに注意してください。

メンバーの出演情報を更新しました。
がどうもブログの不具合で情報がアップできてません。
またお知らせしますので、今日はここまで。田

2014年9月16日火曜日

自慢のトモダチ終了

どうも。青山です。
「自慢のトモダチ」たくさんのご来場ありがとうございました。
といいつつも、やはり全日平日公演はご覧になれない方が多くて
、ちょっと残念でした。
観ていただいた方には、バカバカしい茶番を楽しんでいただけた
ようでメンバー一同大変嬉しく思います。
ポニーズの芝居はジワジワくるといろんな方に言われます。
その場では、くだらねーって言って笑ってみるんだけど、
よくよく考えると何かこう引っかかるものがあると。
笑って観たけど、実は笑えない何かを含んでたんじゃないか?
なんてことをジワジワと感じる。でも、それが何なのか、
バカバカしさに紛れて、さっぱり思い出せない。
なんてことを言われます。
嬉しいことです。
谷岡ヤスジのマンガみたいな芝居がしたいです。

2014年8月28日木曜日

言語化

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは。
とんとご無沙汰してまして、楽しみにしてくれる方々にはほんとにすみません。
ちゃんと稽古を重ねる毎日ですのでお楽しみにっす。

セリフを言うのは楽しい。
これさえあれば生涯、役者を名乗っていいのだろう。

役者を始めた一番最初の時の話。
今はもうない劇団の稽古で、発声練習や肉練をして
体が温まったところでテキストを読むことになった。
誰かの前で台本を読む。
僕はすごく恥ずかしかった。
何が恥ずかしいって、普段絶対言わないようなことを
情感豊かにだったり、当然っすみたいな顔で言うということを、
僕が受け入れられないことが。
同時に変な喜びもあったんだけど、
それが演出家の意に沿うと、いいねいいねって褒められる。
そうなるとなんか嬉しくなる。
あ、もっと情感豊かにしようとか
空の青さを言葉に託して言ってみようとか
オマエのことほんとは後々おとしめる予定だけど、
今オマエの目にはかけがえのない存在に映るようにしようとか。
そんなことを延々繰り返しながら芝居を続け、
あいかわらずそれは楽しくもあり、
相反する恥ずかしいことの親友であり続ける。

テキストがある。
テキストはこのブログのように誰の目に見ても全く同じ情報として受け取ることができる。
それを人が発話するのが面白い。
声帯が違う。間が違う。解釈が違う。
同じテキストでも同じ言い方は存在しない。
僕はメソッドというものを受けたことがないから
全く同じになるやり方が存在するとは思っていない。
誰かの真似であっても、そのものではない。
だからなんなんだ、えっと、メソッドが前に出るのはお門違いで
人間が前に出てるのが好きです。
まあいいや。

そんで人がセリフを言う。
セリフを言う人を見ると、いろんな表情があり
状態があり、日常じゃないという嘘がある。
芝居はこんなふうに簡単にできていると思う。
というか僕が面白いと思うのは、このくらい単純なことなのだろうか。

最近キーボードで入力した文字を翻訳して
音声化するという機能を持ったアプリやサイトがある。
日本語を文字入力してハングルで音声化したり。
もちろん日本語化も。
そしてこれ、音声化のスピードや声の高さを調節したりはできるのだけど
どこまで読んでも機械的なのである。
今後開発が進み、より人間らしく発話してくれるようになるのだろう。
そうなればなるほどじゃあ僕らはどのように発話していくのだろうと考えた。
機械の持つ「一秒の間」と
人間の持つ「一秒の間」が永遠に違い続けるように
今のセリフ霧吹きで2,3回濡らしたみたいな言い方にしてみようって
なんかそういう、機械に出せない面白さを僕らはできるんじゃないかって。
田田田

2014年8月3日日曜日

9月の9日から!

ポニーズブログをご覧の皆様こんばんは。
さて次回公演、自慢のトモダチの稽古が始まります。
これは僕、田中の大学時代の稀有な体験談をもとにして作られます。
暗黒時代と称される僕の大学時代のことを思い出してみます。

母校は鹿児島にある工業大学で、授業中居眠りして目が覚めると
机に灰が軽く積もってるような野趣あふれるところでした。
そんな大学での一番の思い出は、原付の免許を初めてとって
ホンダのモトラっていう戦車みたいなバイクを買って
わーって乗り回していたことです。



あまりに嬉しくって、夏休みはバイクで島根に帰って
トモダチに見せびらかしちゃろうってことに勝手になりました。
そんで夏休みになって意気揚々と田舎に帰ります。
鹿児島から島根に行くには何度も峠越えをしなければいけないのですが
最初の峠である霧島神宮の手前でバイクが全く動かなくなりました。
ふもとから坂道を上ってきたので、ふたたびふもとの町までバイクで下りてって
バイク屋に行ったら、パーツがないので取り寄せに1週間かかると言われ、
バイクでの帰郷を断念しました。

しかし猛烈に田舎に帰りたい僕は、すぐさま自転車で帰ることにしました。
この自転車は変速ギアなしのママチャリで
数時間前に上り、そして下ったこの道をゼハーゼハーとまた上ります。
シャカリキって自転車レースの漫画があって僕大好きで
気分はそんな感じなんですけど、もうチャリがママのあれなんで。
山道とか上っちゃだめなんですよ、そんな自転車で。
僕は仁王みたいな形相で、動力がうまく伝わらないマシンにイライラしながら
霧島神宮行くまでに何度も何度も足つって、
何度も何度も帰りたいって思いました。ふもとの町に。
加えてこの日は台風が接近してて、霧島神宮越えたあたりから
猛烈な風が吹き始め、宮崎県に入ったころには洪水警報出てて、
全身も荷物もずぶ濡れて、心ポッキリ折れてホテルに泊まって寝ました。

次の日は台風が過ぎて酷暑になりました。
炎天下の宮崎をひたすら北上します。
知らない土地で食べるご飯はとてもおいしいものですが、
コンビニで買ったおにぎりのうまかったこと!
ガイド本で紹介されたおいしいものをたべることで
おいしいと満たされるのはもちろんですが、
健全に腹が減るとどんなごはんでもうまいんですね。
さてこの日の目的地は大分の別府です。
帰り道として僕が選んだのは
鹿児島→宮崎→大分→フェリー→広島→島根というルートです。
なので別府まで行きます。
この日はほんとに暑い日で、上半身裸で何百キロと走って、
まあ実際には100キロくらいですか。
そんで走ってる時には気づきもしませんでしたが、
日焼けして背中に軽度の火傷を負ってて
生涯消えることのないシミを作ってしまった上に
体が痛くて痛くて別府温泉に入ることができず
別府の水道水を体にかけまくって寝ました。

翌朝広島着の最初のフェリーに乗り込みます。
大人一枚、自転車一台の料金です。
フェリーって大部屋と個室があるのですが
とにかくもう背中が痛くて床に背中を着けないので
部屋にいることをやめて
展望デッキで九州とか四国とか山陽の遠景を眺めるわけです。
他力で移動することがこんなに楽なものなのかと
しばし回顧に耽っていました。
広島の港に着いて、広島は幼いころから何度もやってきていたので
自分の田舎でもないのに、帰ってきた感のすごいこと。
知らないおじさんも、昔会ったことがあるような親しみが感じられて、
実際は誰とも会話することなく、
広島駅そばのビジネスホテルで寝ました。

最終日。今日で島根に着く予定です。
中国山地をママチャリで越えるのかと思うと
毛髪が抜けるような心地でした。
自転車で帰郷し始めて、日に何度も後悔するのですが
この日の朝も例に漏れず後悔して、いよいよペダルをこぎ始めます。
僕は短距離走よりも長距離走のほうが得意だから
こんなことになってるのかと思いましたが
それとは全然関係のないところでゴールを目指しています。

親の仇みたいな形相でゼハーゼハーと
4、5時間走ったところ、島根と広島の県境くらいで
見覚えのある車が一台反対車線を走っていきました。
その車はUターンして僕の後ろにやってきて止まりました。
中から出てきたのはうちの親でした。
何してんの!って聞いたら、自転車で帰ってくるって聞いたから
なんとなく広島に向かってみたというのです。
そういえば親に自転車で帰ると伝えていましたが
まさか来るとは思ってませんでした。よく見つけたな。
渡りに船で僕は車に自転車を積み込んで、
乗り込んでそのまま車で帰りました。

結局最後まで自転車で帰ることはなかったのですが
そもそもフェリーに乗ってる時点で自力云々は崩壊してたので
お父さんお母さんありがとうの夏でした。

2014年7月14日月曜日

せんがわ演劇コンクール終了

こんばんは。
青山です。

せんがわ演劇コンクールの稽古期間中の7月3日に
劇団ポニーズは3周年を迎えてました。
遊びで始めて3年経ったってこと。
3年の間に10回の公演をやった。10回目は今回の
コンクールで上演した「HIPHOP町工場」です。
結果から言うと、ポニーズは予定されていたあらゆる賞を
逃して、急遽作られた「特別賞」というものを貰いました。
グランプリ発表の直前に与えられた特別賞は、つまり君たちは
グランプリじゃないよって言われているようなものだったので、
最後までグランプリ発表のドキドキ感を味わいたかったなぁ、
というのが正直なところで、どんな顔して賞状貰ったらいいのか
わからなかったけど、なんか急遽、賞を作ってでも表彰したいと
思ってくれたんだなと、前向きに考えて苦笑いしながら賞状を貰いました。

一つ前のブログ記事に書いた窮屈感を払拭するために行った稽古が
功を奏したのか、僕らの本番は自分で言うのもなんだけど、すごく
良かったと思う。良かったっていうのは、僕らがやりたいことが
しっかりできて、それを客席と共有できたってこと。
舞台上の皆はちょうどいい具合に緊張感を持って、稽古でやってきた
ことを炸裂させていた。
勝手にやってる感が半端なかった。
それは僕が目指してるものに限りなく近いものでした。
結果発表の前に講評があって、ポニーズは、面白かった、また観たいって
言ってもらって、演出の形跡が感じられない、個性的な役者の面白さで
成立しているように見えると言われて、それは講評としてはマイナスの
評価だと思うんだけど、僕はすごく嬉しかった。
実際、ポニーズの役者が持っている面白さをどうしたらお客さんにわかって
もらえるだろう?どうやったら役者が自由に楽しんで出来るだろう?
というとこにしか拘ってないし、極端に言うと、戯曲なんて
余程ヒドくなければ、なんでもよくて、とにかく登場する人物が魅力的で
あれば舞台というのは成立すると思ってるので、とても自信になりました。
稽古場で「それ面白いです」「こうしたほうがもっと面白いです」って
伝えることで、役者が自信を持って開放的に芝居ができる、そんなふうに
信頼してもらえるようになりたい。
最終的には稽古観て、「面白い!面白い!」つって笑ってるだけで
役者が自然と自由になっていくような。
というわけで、結果は残念だったけど、僕らの目指す芝居で、お客さんから
たくさんの笑いと、たくさんの拍手を頂いて嬉しかったです。
芝居の中で「結果を出せよ、結果を!頑張ったなんてのは1円にも
なんないんだよ!」ってセリフがあるので、まぁ、喜んでばかりも
いられませんが、これからも芸術?ナニソレ?美味しいの?ってな
茶番精神で面白可笑しくやっていこうと思います。
昨日の夜、飯食いながら、また来年も挑戦しようって皆で話して解散しました。
観に来てくれた皆様、応援してくれた皆様、本当にありがとうございました。
劇団ポニーズでした。

2014年7月10日木曜日

コンクール

どうも。
風がビュンビュンです。

昨日はせんがわ演劇コンクールのテクリハでした。
テクリハというのは、照明や音響など芝居のために必要な
要素をいろいろと試すテクニカルリハーサルのこと。
6時間のリハーサル時間で様々なことを決めるわけですが、
ポニーズは特にセットと言えるようなものがないし、特に
なにも起こらない芝居なので、あっさりセッティングは終わり
昼飯を1時間食べて、2回通し稽古をしました。
ずっと稽古場で作ってきたものを舞台上でやる時に少なからず感じる
違和感というか、サンダル暮しの日常で、ハレの日に革靴を履いた
時のちょっとした窮屈感というのが、大体この初めて舞台上でやる
リハーサルで現れるものですが、例に漏れず昨日も出まして、
そうすると途端に自信がなくなるわけです。
自分たちがやってきたことが間違っていたんじゃないか?という
気持ちになる。
そういう時に必要な稽古はなんだろう?ってことをいつも考える。
俳優は出演しているので自分たちを客観的に見ることができないから、
外から見ている演出やスタッフの反応を頼りにする。
そこでいかに嘘をつかないかが演出の役割だと思う。
違和感に大小の違いはあれど、なんとなく上手くいかないって感じは
みんなが共有しているので、先日のサッカーじゃないけど、自分たちの
芝居をすれば大丈夫、なんて思考停止を促すような言葉はかけられない。
問題を問題として受け止めて、その解決方法を俳優やスタッフ含めて
考える必要があるんだけど、芝居において起こる問題って僕は一つしか
ないと思っていて、俳優が楽しめてるか楽しめてないかなんです。
とはいえ、楽しむっていうのは、これまた、ややこしい言葉で、楽しもうと
思って楽しめるもんではないんですよね。
むしろ、本当に楽しみたい時は、楽しもうと思ってはいけない。
もちろん嫌々やるって意味じゃなくて。
最初に台本をみんなで読む時というのは、ほぼ例外無く楽しい。
それは何故かというと、自分に課されているものが何もないからで、
ただ目に飛び込んでくるセリフを言う喜びだけで読んでる。
この喜びってのが重要で、つまり欲求なんです。
稽古を重ねるうちに、課されるものが増えるので、どんどん不自由に
なっていって、最初の台本を読んだ時の気持ちっていうのを忘れる。
欲求が義務感になっていく。そうなると楽しくない。
問題の解決方法は、その喜びを思い出すだけでいいわけです。
コンクール本番まで残り3日、俳優の皆が、あ、なんだ芝居って
こんなに楽しかったんだって再発見できるような稽古をして、本番に
臨みたいと思います。お楽しみに。
青山

2014年6月27日金曜日

チケット完売そろそろ

田中ですこんにちは。
演劇コンクールの稽古をやってます。もう3週間くらいかな。
ラップも書けて台本も覚えてようやく一息つけたので更新します。

コンクールの上演時間が40分以内だから
オーバーしないようにそれ絶対気をつけようね!
と、稽古初日にもらった台本の読み合わせに要した時間が20分でした。
ねえちょっとちょっと、これはいくらなんでも短かすぎるんじゃない?
最初の読み合わせの後、静かなざわめきが起き、
その日はそのまま飯を食いに行ったような記憶があります。
あれから時は経つこと3週間。
今や40分を下らない間と勢いに乗せて稽古してます。

台本が手から離れて、相手の顔が見えるようになってきてから
稽古は面白くなっていくんですけど
その人の人となりが見えた時が一番面白くて
たとえばミスしたりした時のその後に支配する
緊張感だったり修正しようとする目に見えない力が
無意識に刻んでいたリズムを歪めて
場に吸引されていくような感じがします。

即興演劇ではないので、決まりごとの中を
進んでいかなければいけないのはもちろんですが
そんな決まり事をいかにずっと見ていられることにするには
ってこと意識しながら稽古してみます。
目を離せないおかしみに満ちた俳優にも囲まれて
囲まれすぎてたまに忘れがちなんですけど
やっぱりこの人たちがパッカンパッカン
舞台に登場するだけでも面白いと思います。
 

2014年5月26日月曜日

長いっす

ポニーズブログをご覧のみなさまこんにちは。
今度の7月で3周年を迎えるポニーズです。

次回公演が10回目に当たるので
記念碑的演劇実験室的なことやっちゃう?なーんて。
みたいなことをDEATHだらけの休憩中に話していたら
イレギュラーでせんがわ演劇コンクールの本選出場が決まったわけです。
そんなことになりまして、田中とみぞぐちで上演順の抽選会に行きました。
ポニーズは、7月12日土曜日、14:55~15:35になりました。
無料公演なのでお誘い合わせの上お気軽にご来場くださいませ。
ポニーズを知らない人にも観てもらえる機会が与えられて
ありがたいことです。ありがとうございます。

抽選会で意気込みを聞かれたんですけど、意気込みを答えながら
2年前から毎年応募してやっとエントリーできたから
まるで僕たちは毎回日本代表には呼ばれるのだが
試合には使ってもらえない選手のような複雑な心境だったな。
そう思いました。
それが3回目の応募の末、晴れて代表のピッチに立つことができる。
この演目にかける思いも3倍くらいあんじゃないかと。
いや実際は代表にも呼ばれなかったわけですが。

1回目はテーマ「宇宙」のコンクール。
本選で上演するであろうテキストを、ボイジャー先生という台本で進めていたら
落選の通知が来まして、これは結局北沢タウンホールで上演した
ボイジャー先生という演目になりました。

2回目はテーマ「調布」のコンクール。
本選で上演するであろうテキストを
警戒しながら一級科戦タマリバーという台本で進めていたら
再び落選の通知が来まして、これは現在お蔵となっております。

本選出場の今回はDEATHだらけが候補として挙がっていましたが
諸事情を鑑み「HIPHOP町工場」を上演いたします。
これご覧になった方もいるかと思いますが
ショートポニーズで20分くらいだった演目を
本選用にキャストを変えて加えて40分。
お尻が痛くなる前、ちょうどいいくらいの悲喜劇をお届けします。
ご期待ください~


あとJ-COMのCMにコンクールの出場団体紹介で
ポニーズも15秒だけ使わせてもらえました。
調布・府中エリアのJ-COMの加盟者限定になるかと思います。
みぞぐちがラップしてる貴重なCMです。

「おはようございます」
「あ、おはよー」
「なんですかそれ?」
「スケッチブック。今日15秒CMの撮影あんじゃん。何しようかなと思ってさ。
 紙芝居しようかなーって」
「え?描いてきたんですか?」
「いや、大変だし時間足りないと思ってやめたんだけど、応募動機のあらすじ
 あったじゃん、あれカンペにしてそのまま読もうかなって」
「へー」
「金も名誉も権力もない町工場職人が、日々書き溜めたラップを
 夜な夜な浮世に解き放つ。町工場ラッパーのよくある悩みを
 完全舞台化!劇団ポニーズ、HIPHOP町工場。って感じで」
「あーはいはい」
「で、ただ読むのもつまんないしラップでやろうって」 
「はは、そうなんだ。でもラップになってないじゃん」
「韻ふんでないしね。でも抑揚ついたらそれっぽく聞こえるし」
「うーん」
「で、あすみちゃんがやんの」
「え?なんで」
「おれがやってもつまんないじゃん」
「え、いやですよ。田中さんやったらいいじゃん」
「おっさんのラップより、かわいい女の子のへたくそなラップのほうが見たいって」
「えーわたしやったことないもん」
「大丈夫、あとで練習しよう」

そんな軽いノリで練習して撮影したCMです。
僕らは軽いノリのつもりが、撮影スタッフの方がノリノリで面白がってくれて
カンペ、カメラの上がいいですかね?あ、やっぱ下の方がいいみたい。とか
もっとカメラに視線当てたほうがいいです。とか
体動かした方が動きがあっていいですよ。とか
これ2パターン撮りましょう。とか
すごいいいのが撮れましたよ!見てみます?とか言って
その場で再生しようとするもんだから、こっちが慌てて
まだ後に劇団も控えてるし大丈夫ですよとお断りしたら
あ!そうですね。という具合でした。
ありがとうございました。
みぞぐちはやればやるほど緊張して膝がガクガクしたそうです。
これはぜひ見てみたいですね。
田中

 
 

2014年5月12日月曜日

路地裏DEATHだらけ後記:青山健一


2011年の時点で、有史以来、今まで死んだ人間の数は推定1000億人強だそうです。
ある日の夜、東京の路地裏を散歩しながらフと思った。
東京は江戸時代から人口密集地としての歴史があって、その後も空襲や地震や
大火事など様々な災害に見舞われている。近年は爆発的な人口増加によって、
人口に対して仕事が少なく、そうなると企業は少ない賃金でも就労希望者が
確保されているから、労働者は足下を見られて労働条件は悪化する。
毎日なんとかギリギリの暮らしをしている人達も、今ついている仕事が明日なくなる
かもしれず、なくなった途端に生活は破綻し、その結果自殺者や孤独死が増える。
そんなふうに単純な法則で世の中は成り立っていないかもしれないけど、散歩中の
想像としてそんなことを考えた。
目の前にゴミ捨て場があり、ここで死んだ人が居たかもしれないなぁと思った。
成仏(もしそんなものが本当にあれば)できずにウロウロしていて、今まさに
僕を驚かそうと、やっきになっているかもしれないが、霊感0%の僕には見えない。
ユーレイはよくあるホラー映画のように、世に恨みを持った1人の恐ろしいバケモノ
ではなく、あらゆる世代のユーレイが協力しながら一緒に知恵を絞ってあの手この手で
人間を驚かそうとしている。
敬愛する水木しげる先生は、オバケにゃ学校も試験も何にもないと仰ったが、
毎日遊んで暮らすユーレイ達も、実際何にもない生活は退屈きわまりないので、
コレなんとかなんないか?っつーことで、人間に習ってポイント制を導入し、
ポイントが一定値溜まると成仏(なにそれ美味しいの?)できるという特典をつける。
ユーレイ達は成仏というものが実際なんなのかさっぱりわからないけど
、目標ができたのでなんとなく頑張る。もちろん頑張らないユーレイもいる。
まれに浮き世にも別段お金に執着していない人がいますが、ユーレイにも
そういうのがいたりして。
そんな話を思いついたので、さっそくポニーズでやってみようと思って、
「路地裏DEATHだらけ」を演りました。
書き進めるうちに、自殺しようとするサラリーマンが出てきて、ユーレイとアレコレ
やり取りしてるうちに、なんかよくわかんないけど、バカらしくなって自殺するのを
やめる。なにか特別感動的なことを言われたり、生きることは素晴らしいと諭されるわけ
ではなく、なんとなくバカらしくなって死ぬのをやめる。
観劇したお客さんから、自殺はよくないとかハッキリ言わないのが、ポニーズらしいと
言われてそうか〜と思った。いや、でも僕も自殺はよくないと思いますよ。
なんでって言われるとすごく真面目に考えて、「わかんない」って答えますけど。
やり終えてからいつも思うのは、真面目に考えた末に「わかんない」って答えるしかない
事柄を芝居にしたいってことなんだけど、「わかんない」ってことを芝居にしても
売れませんね。だって皆「わかんない」ってことだけは「わかってる」んですから。
えー、自分でも何書いてるんだかわかんなくなってきたのでおしまいにします。
では、また次回作でお会いしましょう。
あ、次回作で思い出しましたが、調布市のせんがわ劇場が主催する「せんがわ演劇
コンクール」の一次審査を通過しまして、本選に進むことができました。
毎年書類を送り続けて、はじめて本番やらせてもらえます。嬉しい。
僕らの「わかんない」芝居が受け入れられるのか楽しみです。
本番は7月です。詳細はまたお知らせします。お楽しみに。
青山健一

2014年4月28日月曜日

メンバー活動状況

members infoにて
活動状況更新しました。
お暇な時にご覧くださいませ。

路地裏DEATHだらけ後記:みぞぐちあすみ

路地裏DEATHだらけ
ご来場ありがとうございました。
次回は9月に公演がありまして、そちらも全て平日の予定なんですが…(>_<)
ぜひみに来てください!

今回のお芝居はユーレイのお話でした!
あいかわらず楽しかったです( ´ ▽ ` )

ポニーズは役者が面白がって遊んでるから本当に楽しいです。
私、気がついたら全然お客さんの方見てなかったんですよね。
役を演じるというより役になって遊ぶって感じをちゃんと楽しんでいれば何が起きても大丈夫。
本番が始まってしまうとどうしてもお客さんの反応で芝居が変わってしまったりするんですけど、役になって遊ぶ事を極めたら反応なんて気にならないし本当に面白い事を毎日できるなーって思いました。
そんでもってみんな楽しそうだなって思ってもらえたら幸いです(*^^*)


余談ですが、
今回は稽古場とか場当たりの時に写真撮ったりして、みんなの写真撮るの楽しいな〜って思ってたけど
終わってみて自分の映ってる写真が1枚もなかったのちょっと寂しかったです。

ポイント足りなかったからかな?笑
次回は映り込みたいな〜( ´ ▽ ` )

みぞぐちあすみ

2014年4月25日金曜日

路地裏DEATHだらけ後記:田中田田田

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは。
ご来場のみなさまありがとうございました。
行けなくてごめんなさいと声をかけてくれた方、
次回も面白い舞台を作りますので期待してください。

僕は15年くらい役者をしていますが芝居が面白くて仕方ありません。
本番ももちろん面白いのですが、ポニーズは稽古も面白くて
この場合の面白いは内輪で終わる面白さなんですけど
舞台に乗せられることのなかったアホみたいなことを
高校の休み時間のようにみんなでゲラゲラと共有しています。
それって本番の為に稽古してるのとはまた違って
本番がなければ稽古なんてしないのですが
稽古がしたくて本番を入れてるような逆転現象が
ほんの少しだけある気がします。

面白い人や才能のある人たちに囲まれて
ありがとうございますと思っています。

今回の作品はとても良かったです。
彼らにはまたいつか会えるような気がしています。
その時までには友達も増えてるといいなと思います。

あとミュージシャンのように芝居をしたいです。
これで終わります。
またたまに書きます。
ありがとうございました。
田中




2014年4月21日月曜日

明日から劇場入り

こんばんは、みぞぐちあすみです
( ´ ▽ ` )ノ

気がつけばあっという間に明日が小屋入り、明後日には本番です!

わわわわっ((((;゚Д゚))

私わりと仕込みの日が好きで、ポニーズは特に大きなもの仕込んだりしないんですが、みんなで劇場の空間とか楽屋とか作るのが楽しいです。
もう今からわくわくしてます。
どんなことになってるかは是非劇場にみにきてくださいね(*^^*)


噂によると明日と明後日は雨だとか…
暖かくしてご来場ください( ´ ▽ ` )

ご予約まだまだお待ちしております!
今続々とご予約いただいていてすごくすごくうれしいです(T^T)
当日チケットも同じお値段ですが、予約が入るととにかく私が喜びます。


2014年4月22日(火)〜24日(木)劇団ポニーズ第9回公演
「路地裏DEATHだらけ」@絵空箱

路地裏オバケとサラリーマンのよくある出会いと別れを完全舞台化!!

【作・演出】
青山健一

【出演】
林周一
田中田田田
みぞぐちあすみ
リアルマッスル泉

ゲスト・山内一生

【公演日程】
4月22日(火)14:30/19:30
4月23日(水)14:30/19:30
4月24日(木)14:30/19:30

※開場は開演の30分前です。

【会場】
江戸川橋 絵空箱
新宿区山吹町361 誠志堂ビル1F
http://esorabako.com/

【チケット】
前売・当日:2700円 1ドリンク付き
(中学生以下は1700円)

ご予約は
gekidan.ponys@gmail.com
まで(((o(*゚▽゚*)o)))

2014年4月17日木曜日

設計図

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは。
ブログの更新頻度は緩やかですが、タイトに稽古を重ねる毎日です。

僕昼間は町工場で機械部品を作る仕事をしておりまして
つい先日までハイブリッドカーの試作品の
電池ボックスパネルを加工したりなんかしてました。
こういった機械部品の加工には設計図が必要で
ねじ穴開けたり溝掘ったりと、様々な加工方法があるのですが
最終形というものはたった一つしかなくて
それは1000分の1ミリ単位の精度を求められるものもあり
先に穴開けようが、先に表面仕上げしようが手順はどちらでもよいのですが
与えられた公差の中で部品を作るわけです。

演劇にも台本があって演出家がいて
設計図を共有しながら作劇していくのですが
使う工具は役者が決めるもので
ひたすら穴を深く掘り続ける役者がいたり
表面の磨き具合に心血を注ぐ役者もいたりで
頭の中に完成図はあっても
みんなで作ると同じものはなかなか作れません。
できることならいつでも同じものを初めて作れるようになりたいのですが
それはなかなか難しいので、設計図は置いといて
使いたい工具と材料でなるべく似たようなものを
作り続けようと思います。

自分の仕事に例えてみようと思ったときに
うまいこと言えるんじゃないかと前のめりで書き始めたのですが
恥ずかしいほどうまく言えなかった気がします。

今日は稽古場に照明の前ちゃんと飯塚君が来てくれて
人に見られてるってのはほんとにやりがいがあります。
今日の設計図の話がうまく説明できなかったのですが
50センチぐらいの誤差もおおらかに笑いながらみんなで作りました。
とてもいい作品です。
路地裏でお待ちしております。
田田田

2014年4月10日木曜日

青山雑記

えー、どうもこんにちは。
劇団ポニーズの公演がまたあります。
ありますどころか2週間をきっていて、毎日のように練習に励む日々です。
次の公演「路地裏DEATHだらけ」で9回目だそうです。
今は台本をなぞりつつ、台本にはないオモシロいことを発見する段階です。
そして、この段階が一番楽しい。
どうしたらいいか手探りの状態で、台詞を言ったり動いたりするんですけど、
人は大人になるにつれ、手探りの状態をあまり人前で見せなくなります。
もたもたしてると怒られたり、訳の分からないことをすると信用を失ったりするので、
わからなくてもわかっているように振る舞ったり、あらかじめ準備したりするわけです。
しかし、演劇の練習の場合、家でやれることはせいぜい台本を覚えるくらいの
ものなので、嫌でも稽古場で手探りしなくてはいけない。
その時の右往左往している状態が大変オモシロい、正確にいうと右往左往してる自分を
なんとかしようとするうちに、自分でも何をやっているのかわからなくなっている
状態が大変オモシロい。
なんというか、そういう状態になると、その人が幼い頃から持っている本質的な
可愛らしさみたいなものが表情や仕草に必ずと言っていいほど現れるんです。
演劇に限らず、あらゆる芸術と呼ばれるものは、そのように右往左往したり、
わけがわからなくなっている状態になっても決して怒られないし、信用を失わない。
むしろ、右往左往し自分を見失いつつも取り繕わないでジタバタしてる人ほど信用され、
君オモシロいね!なんて言われます。
そんな練習を繰り返して、本番もドタバタやるので、皆さんも気楽に観に来てね。

劇団ポニーズ第9回公演
路地裏DEATHだらけ

路地裏オバケとサラリーマンのよくある出会いと別れを完全舞台化

@絵空箱(新宿区山吹町361 誠志堂ビル1F)http://esorabako.com/
2014年4月22日(火)~4月24日(木)

【作・演出】
青山健一

【出演】
林周一
田中田田田
みぞぐちあすみ
リアルマッスル泉

ゲスト・山内一生

【舞台監督】
河内哲二郎

【照明】
前田さやか

【公演日程】
4月22日(火) 14:30/19:30
4月23日(水) 14:30/19:30
4月24日(木) 14:30/19:30

※開場は開演の30分前です。

【チケット】
前売・当日:2700円 1ドリンク付き
※中学生以下は1700円

問:gekidan.ponys@gmail.com / 080-3479-4207
メールでご予約の際は件名に「チケット予約」とお書きください。

こりっち:http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=53156

2014年4月8日火曜日

こんにちは



こんにちわ
今回、ゲスト参加します
山内一生です。

落語にお化けユーレイが出る話しがいろいろあります。
滑稽なのや怖い怪談
寄席等で出番の早い前座二つ目の人が滑稽なのをよくやってたりします。
化ける→成長する 
って縁起をかついでやってるそうです。
トリを勤める真打ちもそんな演目をやる時があります。
軽く、楽しくやってて
「この演目こんなに面白かったんだ!」
つてビックリします。
前座二つ目の人の良さ
真打ちの良さ
ポニーズ作品には、このどちらもがあると思います。
なんでだろ?
作/演出の青山健一さんは、画家で噺家ではありません。
もちろん落語作家でもないですが、さっぱりした江戸前の気風の良さ
みたいなものが備わっててそれが作品に反映されてる気がします。

絵は?
絵にも…少しは反映されてると思います。

されてないか?

稽古後、青健さんが漏らした演出の企みに昂奮!
欲張りん坊だな!
俺も!
すんげえ作品になるんじゃないかな!
乞うご期待!
お見逃しなく!

写真は
洲之内徹
「絵のなかの散歩」
落語の演目にもある
「応挙の幽霊」の章あり
応挙が描いた幽霊の絵を観に行った話しが収めらてます。
元気が出る本!
「路地裏DEATHだらけ」とは関係ありません。
ユーレイ繋がりって事で。

2014年4月6日日曜日

春の陽気に誘われて


普段調布に稽古場を構えるポニーズですが、今回唯一(になるはずだった)の板橋稽古でした。

西巣鴨が近いということで、稽古終わりはいつもの中華屋へ。「いつもの中華屋」とは、夏のショートポニーズ「ゾンビが待ちながら」に登場したお店。最近店員のリョウさんがいなくなったという噂の真相を確かめるべく、若い店員さんに聞いたところ、身内の健康問題で奥さんと一緒に地元へ戻ったとのこと。再び日本に来るかどうかは分からないそうですが、心配していた皆様、安心してください。寂しいですが、料理は美味しくいただきました。ありがとう。

そして私はあまりに稽古場と家が近すぎたため走りたらず、ぶらり日光東照宮へバイクをころがす。

昼間の温かさから薄着だったため凍えながら到着した丑三つ時。
道路脇には雪が残っていた。
隔てるものはなく境内へ。石段を上がっていく。ふと足が止まる。
登りきった先に鳥居の頭が見える。その周りに広がる闇。これより先に上がってはいけない、そこは見てはいけない世界だ、そう感じた私はその場を後にした。
電灯の明かりが道を照らす。人界に戻ってきた安堵。雨が降りだしていた。
バイクはガス欠気味だが、アスファルトの道を帰路に着いた。

そんな感じの「路地裏DEATHだらけ」よろしくお願いします。


リアルマッスル泉

2014年3月22日土曜日

お彼岸ですね

ども団員の林です。
今回のお話はユーレイが出ます。
ユーレイとわたしら生きてる人間の違いといえば、
肉体という着ぐるみから自由になった死者か
まだこの着ぐるみで随分窮屈な思いをしている生者かの違いです。
そう思うと魂だけになった死者の生活って
かなり自由そうでいいなあなんて勝手に想像しちゃいますが、
まあその自由さと引き換えに現世や生者との関わりを断たれ、
それなりに寂しい思いもしてるんじゃないかなあと。
そんなわけで寂しい思いさせないように
時々は死者を思うようにしてますし
折々に墓参りしたりして
元気~とご機嫌伺いします。
お彼岸ですね。

2014年3月11日火曜日

バイク乗り劇団

こんばんは、みぞぐちあすみです。
本日「路地裏DEATHだらけ」の稽古でした(*^^*)

上京してきたアオケンさんが参加し、
全員そろうかな?っと思いきや
林さんがお仕事の関係で急遽お休みになってしまいました…
早く林さんの読み合わせ聞きたいです(>_<)


さてさて、稽古とは全く関係ない話。
今回の公演にゲスト出演している山内一生さんはいつも稽古場にバイクでやってきます。
うちにも田中田田田というバイク乗りがいるのですが、最近リアルマッスル泉くんもバイクを購入!
稽古場前には3台もバイクが!
なんだか珍しい光景です。

バイクの話は尽きることがないようで、毎回稽古場でカワサキがどうのホンダがどうのと盛り上がってます。

私バイク全然わかんないんですけど、今まで1人でバイクに乗ってた田中さんが心なしか楽しそうにみえます、よかったですね。

2014年4月22日(火)〜24日(木)
「路地裏DEATHだらけ」@絵空箱

チケット予約受け付けております♪
gekidan.ponys@gmail.com

2014年3月8日土曜日

稽古初日DEATH

ポニーズブログをご覧のみなさまこんにちは。
今日はポニーズの特徴のひとつである稽古録音について。

次回公演の「路地裏DEATHだらけ」のお稽古、今日から始まりました。
正確に言うとその前にプレ稽古なる、「鍋&台本&お友達」をやってます。
稽古ほど本腰入れない台本の読み合わせを
稽古場じゃない溝口の家で
メンバーの林さんとゲストの山内さん不在の中
近所に住んでる友達の横山さんを呼んでとても楽しく鍋を囲み
とても楽しく台本を読み合いました。
桐朋を卒業した女子の部屋に触れた僕は、もはや猫になりたかった。

話が少し逸れましたがもう少し逸れて、僕はポニーズに参加する前からも
比較的稽古場でお菓子食ったり、床に寝そべってダラダラ稽古を見る役者だったんですけど
それはまだなんとなく空気読みながら規制線を緩めるような感じで
ほんと空気読みながらポーズとしてのダラダラ感があったところもあるのですが
ポニーズが始まってからは、無遠慮にダラダラしてて
こんな人間が、もしもよその現場のピリピリ感に触れたとして
大怪我しないで過ごせるものだろうかと時折考えます。

というわけですが話を戻しまして稽古初日でした。が、青山と林は欠席で
残りのメンバーで読み合わせが始まりました。
ポニーズの稽古では稽古録音やスマホ稽古をやっていて
これが当たり前に浸透しているので、よその劇団もこういうやり方を
しているものだという認識が最近は頭から離れなくて
このスマホ稽古はどのようなものかお話しする機会を、また後日設けて
説明させていただければと思いますし、
その前に他のメンバーが説明してくれるかもしれないです。

そんで稽古録音なんですけど、稽古を録音して聴くだけなんですけど
主観と客観が違うのはもちろんのこと、偶然性の再現とか
全体のスピードとか、メンバーの声の強弱のバランスとか、
あとは演出からこぼれている些細な部分の調節とか
それはもっと稽古が進んでからのところですが
とにかく変化をつけられる可能性が録音の中にたくさんあります。

自分の声を録音で聞くと、自分の声じゃないみたいな気恥ずかしさも
最初の一回で消えて、あとは良し悪しが浮き彫りになって
もちろん稽古中も丁寧に演技をしているわけですが
その精度は録音を聴いている方がより高いものになっています。

そんで本番はその成果が見えるような、メソッド的なものでなく
お茶請けが欲しくなるようなスッカスカの能天気なものが出来たらいいなと思います。
本番は4月22日からです!


2014年2月19日水曜日

メンバー活動状況

ポニーズブログをご覧のみなさまこんにちは。

みぞぐちあすみ客演の舞台「コロブチカ」明日からです!
みぞぐちに会いに行きましょう!板橋のアトリエセンティオ。
詳しくはメンバーズインフォで。

青山健一映像参加の舞台「さいあい~シェイクスピア・レシピ~」明後日からです!
泉と田中も小道具でお手伝いしてきました。
若い才能を応援に行きましょう!三軒茶屋のシアタートラム。
詳しくはメンバーズインフォで。

林も忙しく駆け回っております。

第9回公演「路地裏DEATHだらけ」もまもなく稽古入りです。
こうご期待~