ショートポニーズvol.2。たくさんのご来場ありがとうございました。
投げ銭で芝居をするってホントに面白い。
フラッと来て面白ければ、その分お金を払って、つまらなければそのまま帰る。
すごくシビアだけど、その分僕らも毎回芝居のやり方を実験できる。
実験を観せるという意味ではなくて、今回はこの方法にトライしてみようと思うことを
お客さんに問うことができる。
本公演がキャンバスに描く油彩だとすれば、ショートポニーズは紙に描くデッサンです。
ショートポニーズを4回やり終える頃にはポニーズの基礎、骨格みたいなものがだいぶしっかり
するんじゃないかと思います。
その証拠に今回も稽古の段階から作り方がだいぶスッキリしてきたし、終わった後も
反省すべき点がハッキリしてきました。
ポニーズはメンバーこそオッサン率高いけど、旗揚げから2年も経ってない
若い劇団なんで、それぞれの経験を元にポニーズのやりかたを模索してる時期が
まさに今で、その過程を投げ銭公演という形で定期的にお客さんに観せられるのは
とても貴重な時間です。
このシリーズを2回とも観てくれているお客さんはその過程を芝居と一緒に
楽しんでくれているようで、大変ありがたい。
ショートが初めての人は、やっぱり長編の本公演が観たいと言ってくれます。
次の本公演の時はこのショートでの経験が大きく影響するでしょう。
そして今回なにより大きかったのは林周一さんがいなかったことです。
林さんは自身が脚本家ということもあるし経験も豊富だから、物語の理解が早いし
深いので芝居の中ですごく重要な存在感を見せてくれます。
その林さんがいないことで、芝居自体が全体的に軽かった。
その軽さも今後ポニーズらしさというものに繋がっていくでしょう。
8月には林さんも戻ってくるので、またポニーズの新しい面を見せられると思います。
次回は8月24日(土)、25日(日)cafeムリウイです。
お楽しみに。
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