2015年2月8日日曜日

体で覚える

こんにちは、
劇団ポニーズのみぞぐちあすみです。
(((o(*゚▽゚*)o)))

今回の稽古のやり方については以前のブログで田中さんが
説明してくれている通り、データ上の台本を1人が持ち、
全てのセリフをプロンプ(口頭で伝える)する所から始まりました。

初めてセリフを聞く時は次に何が起こるかわからない状態で、
自分の話している言葉や他の役が何を話しているかをしっかり
聞かないと状況がわからなくなってしまいます。
最初は新しい稽古法の楽しさが大きくてただ一生懸命プロンプに
ついていくだけでしたが、これはしっかり聞いて、相手や自分が
何を言っているのかに集中しないと何も獲得できないと感じました。
ちゃんと聞いて、ちゃんと見て、ちゃんと感じた事をやる。
当たり前だけど。

台本を持って立ち稽古をすると、体は動かしにくいけど、
この方法ならどんな事をしていてもプロンプに耳を傾けられるので
体ははじめからとても自由です。
お茶飲んだり、体を動かしたりしながらだらだら喋るみたいにできる。
こういうことは日常だと普通の事なんだけど…
うまくいっている時は、動きとセリフの面白い合わせ技みたいなのが
生まれたりします。思わずみんな笑っちゃうやつ。

だんだん稽古が進むと大まかな流れが体に入ってきて、
セリフは台本に近づいていきます。
セリフを覚え始めるとプロンプを追い越していきますが、
今のところセリフが文字として頭をよぎる事が1度もありません。
なぜなら、台本を覚えるほどみていないから。笑
台本を読んでいてもセリフが入れば頭で台本を追いかけなくなるのですが、
それがはじめからなのはとてもいい感じです。
頭に入れるというより、体に覚えさせるという感覚に近い。
セリフも頭を通らないで口から出ている気がします。
その分私はペラペラ喋らないように注意が必要。

ポニーズは「間違えた」という感覚を無くそうとして
初演「いきなりガンダーラ」では台本を作らず、最後の1週間で
録音した稽古を台本におこすというやり方をしました。
今回は初めて台本を読んだ時に作られてしまうイメージを固定させず、
どんなやり方でもできる余白みたいなものを感じています。
これは実はどんな台本をやる時でもそうであるといいのになと思うことです。

本番まであと10日、
劇場でお会いしましょう。
お楽しみに(*^^*)


◇第25回下北沢演劇祭参加公演◇
劇団ポニーズ第12回公演
「いきなりガンダーラ」
2015年2月17日(火)・18日(水)

【作・演出】
青山健一

【出演】
林周一
田中田田田
みぞぐちあすみ
リアルマッスル泉

ゲスト・吉田佳世

【舞台監督】
河内哲二郎

【照明】
下田めぐみ
前田さやか

【会場】
北沢タウンホール

【公演日程】
2月17日(火)開場:18:30/開演:19:00
2月18日(水)開場:18:30/開演:19:00

【チケット】
大人:1500円
中学生以下:500円

◉前売特別割引◉
《ペア割》
2人で予約すると400円割引!
3000円→2600円

《グループ割》
5人で予約すると1人タダ!
7500円→6000円

※割引は前売予約のみのお取り扱いです。ご予約時に「特割希望」とお伝えください。

【お問い合わせ】
gekidan.ponys@gmail.com

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