2014年4月17日木曜日

設計図

ポニーズブログをご覧のみなさまこんばんは。
ブログの更新頻度は緩やかですが、タイトに稽古を重ねる毎日です。

僕昼間は町工場で機械部品を作る仕事をしておりまして
つい先日までハイブリッドカーの試作品の
電池ボックスパネルを加工したりなんかしてました。
こういった機械部品の加工には設計図が必要で
ねじ穴開けたり溝掘ったりと、様々な加工方法があるのですが
最終形というものはたった一つしかなくて
それは1000分の1ミリ単位の精度を求められるものもあり
先に穴開けようが、先に表面仕上げしようが手順はどちらでもよいのですが
与えられた公差の中で部品を作るわけです。

演劇にも台本があって演出家がいて
設計図を共有しながら作劇していくのですが
使う工具は役者が決めるもので
ひたすら穴を深く掘り続ける役者がいたり
表面の磨き具合に心血を注ぐ役者もいたりで
頭の中に完成図はあっても
みんなで作ると同じものはなかなか作れません。
できることならいつでも同じものを初めて作れるようになりたいのですが
それはなかなか難しいので、設計図は置いといて
使いたい工具と材料でなるべく似たようなものを
作り続けようと思います。

自分の仕事に例えてみようと思ったときに
うまいこと言えるんじゃないかと前のめりで書き始めたのですが
恥ずかしいほどうまく言えなかった気がします。

今日は稽古場に照明の前ちゃんと飯塚君が来てくれて
人に見られてるってのはほんとにやりがいがあります。
今日の設計図の話がうまく説明できなかったのですが
50センチぐらいの誤差もおおらかに笑いながらみんなで作りました。
とてもいい作品です。
路地裏でお待ちしております。
田田田

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